【コロナ】まだまだある!世界中で使われるコロナワクチン
コロナワクチン、自分たちがいつ接種できるようになるのかばかりに興味が移ってませんか?
一言に「ワクチン」と言っても様々な種類があります。
「mRNAワクチン」「ウイルスベクターワクチン」「組み換えタンパクワクチン」「不活性化ワクチン」「DNAワクチン」「ペプチドワクチン」。
勿論、名前が違うだけなんてことはなく、それぞれのワクチンに特色があります
「mRNAワクチン」は新技術ではあるがワクチン実用化までの期間が短くて済む反面、保管条件がマイナス80℃(ファイザー社)など特殊な環境が必要となります。
「ウイルスベクターワクチン」に関しては使用を禁止する国々も現れ始めています。理由は後述しますが、それはなぜなのか、日本はどうなっているのか、注目する必要があります。
自分が接種するワクチンがどういったものなのか、きちんと下調べしておきましょう。インフルエンザのワクチンなどに比べれば新しいワクチンですので、接種が始まったここ数ヶ月で新たな副反応などが報道されはじめています。
こんなにあるコロナワクチン
EU:欧州連合 AU:アフリカ連合 COVAX:ざっくり言うと途上国
日本では「アストラゼネカ」「ファイザー」「モデルナ」の3社ですが、世界中では数多くのワクチンが存在しています。
表にまとめたのは比較的世界中で使用されているワクチンのみですが、100以上のワクチンが現在開発されています。
mRNAワクチン
「ファイザー」「モデルナ」など。
ワクチン開発時に話題になりましたね。技術としては新しく、実際にワクチンとして実用化されたのはコロナワクチンが初です。未来の技術として長く研究されていましたが、コロナワクチンという世界を襲う猛威に対して多額の予算が下りたため、一気に実用化が進みました。
有効性が95%前後と高い。しかし保管に超低温な環境が必要。現状は無料で接種できているが高価です。変異株が出た場合に、開発が容易とかなんとか。
日本でも「第一三共」がmRNAワクチンを開発中。
ウイルスベクターワクチン
「アストラゼネカ」「J&J」「ガマレヤ研究所」など。
多分、世界で最も供給されているワクチン。日本では「アストラゼネカ」が予定されていますが現在は承認前の段階です。
血栓症の副反応が数例でているため、欧州では使用を見送ったり、若者には禁止するなど、世界で議論を巻き起こしています。(確かな関連性は不明)
ウイルスベクターワクチンのデメリットとして、二度目以降の効果がない、若しくは減少するというものがある。これは無害なウイルスを運び屋としており、運び屋自体の免疫が作られてしまうと、ワクチンを運べなくなるため。詳細は機会があれば。
不活性化ワクチン
「シノバック」「シノファーム」など。
インフルエンザワクチンなど、主流のワクチン。不活性化ワクチンの開発には時間がかかるということで、mRNAワクチンの開発が急速に進んだはずなのに、なぜ同時期にワクチンが開発されたのだろう。
接種率世界3位のチリで多く接種されている。当初のデータよりも有効性が低いと報告があった。それも一因してかチリでは感染再拡大している。
日本では…
日本でも「塩野義製薬」「第一三共」がワクチン開発中であり、「武田製薬」は「ノババックス社」とワクチンを日本国内で生産する契約を結んでいます。
ワクチンは世界各国で奪い合いの様相を示しているため、国産ワクチンの開発は急務と言えるでしょう。